
近視抑制治療
子供の近視は、放っておけばどんどん進んでしまいますが、これ以上進まないように抑えることが出来ます。
世界的に急増する近視の人口の問題に対応するために、マイオピア・コントロールという新しい医学の専門が作られました。近視の進みを抑制するための医学的な方法として主に利用されているのは3つあります。
3つの治療法:
1. ハードコンタクトレンズを使うオルソケラトロジー。寝ている時にハードレンズを着用して角膜の表面の形を整え目玉の前と後側の形と大きさが変わるのを抑える。
2. アトロピン点眼を使って眼軸長の進展を抑制する。この目薬は、一日に一回寝る前に点眼するだけで、一般的に子供に何の無理もなく使用さています。
3. 最新の技術で、アメリカのFDAで認証されたばかりのクーパービジョン社によるマイサイトという名の使い捨てのデイリーソフトコンタクトレンズです。左右の視野のピントを少しずらす。これにより眼軸長の進展する刺激を抑制または減らします。
マイオピア・コントロールの治療に優れた腕を持つ眼科医であれば、子供個人の環境と遺伝を考慮し、その子にベストな治療法を考え、近視の進みを最低限に抑える治療に導いてくれることでしょう。
マイオピア・コントロールは、近視をなくすというのがゴールではありません。近視をなくすのではなく、成長期を終えた時にたどり着く最終的な近視、この近視の進みを減らすことです。近視の程度はジオプターという単位で表しますが、最終的な近視の視力の1ジオプターの違いで緑内障、白内障、黄斑変性症、網膜剥離などのリスクを上げることになると科学的に証明されているため、これからの人口にマイオピア・コントロールが欠かせないのは明らかです。
特に8歳から12歳の子供は近視の進みが大きいということから、これらの年齢の子供が近視の進みを抑制するマイオピア・コントロールの治療を始めるのに適しています。マイオピア・コントロール治療に優れた眼科医に相談すれば、どの治療法があなたのお子さんに良いか薦めてくれるはずです。なるようになるしかないと自然の成り行きに任すのではなく、私たちが暮らす近代社会には、科学の進歩により色々な選択肢があります。この記事を読んで、ベーシックな知識を得れたでしょうか?次回、眼科に行った
近視抑制治療法:目薬
点眼薬による治療法。毎日、一滴ずつ両目にさすだけ。4か月毎に定期検査を受け、4か月分のアトロピン点眼薬の処方箋をもらいます。


近視抑制治療法:使い捨てコンタクトレンズ
普通のデイリー用のコンタクトレンズのようなレンズ、でも、近視が進まないための治療用のコンタクトレンズです。寝ている間に着用するオーソKレンズとは違って、マイサイトレンズは、起きている間の日中に使用します。 とても素晴らしい効果を出しており、治療を始めてから3年間で、59%の子供が近視の進行を抑えられています。更に素晴らしいのは、6年間で、視力の進行していてもたったの1 ディオプター(1.00)以下。
遠方から来る患者さんも大歓迎
子供の近視抑制治療を受けるために、遠方からお越しになる患者さんもいます。一番遠くて、車で6時先の遠方から。受診する頻度は4か月に1度ですので、小旅行感覚で土曜日を利用して来れるそうです。 遠方から来る方は、まずは、日本人スタッフに日本語でご相談ください。

コンタクトレンズは何歳から?
一般的に、子供でコンタクトレンズを着け始めるのは10歳くらいが多いようです。眼科によっては、10歳以上と年齢制限をしているようですが、当院では、最低年齢を設定していません。結局は、きちんと手を洗うなど正しいコンタクトレンズを取り扱いが出来れば、問題ないと考えております。10歳以下でも受け付けております。当院で、初めてコンタクトレンズをした子供の最少年齢は7歳。7歳の子が数人いました。
バターニ医師による細かく丁寧な指導によりコンタクトレンズの取り外しを習う
コンタクトレンズは医療器具であるため、健康な目を維持するためには、コンタクトレンズを正しく使うことが重要です。
コンタクトレンズは初めてという方には、当院では、バターニ医師自身がコンタクトレンズを使用するにあたっての注意事項を細かく説明し、着け外しのトレーニングを行います。これは、年齢を問わず、子供だけでなく老眼になって初めてコンタクトレンズをしたいという場合でも同じプロセスでコンタクトレンズのトレーニングを行います。

